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2005年10月21日

JIS X8341-4(電気通信機器)が制定

総務省の発表によると10月20日にアクセシビリティに関する日本工業規格が新たに制定された模様。

この規格は、携帯電話、固定電話、FAXなどの電気通信機器が高齢者や障害者等にとって支障なく利用可能なものとするために配慮すべき要件を規定しているという。

具体的な配慮内容の例としては、「音量の調節機能、触覚でも識別できるボタン、メールなどの音声読み上げ機能の推奨など」とのこと。

次回は事務機器の規格が予定されているという。

ちなみに
X8341-1 は共通指針、X8341-2 は情報処理装置、X8341-3 がWebコンテンツに関する規格。

総務省の報道資料
経済産業省の報道資料

2005年10月10日

IBMが高齢の従業員を支援する技術を公表

IBM alphaWorks(英語)
IBMが運営する技術情報提供ページ。ソフトウェア開発者向けにダウンロード可能なソフトウェアを置いている。

「Research Topis」の一つとしてアクセシビリティが取り上げられている。
アクセシビリティに関する記事を読むことができ、加えてIBMが開発したソフトウェアをダウンロードできる。

アメリカでも高齢化の問題は深刻らしく、IBMでは主に高齢の従業員を支援する技術(ソフトウェア)を研究・開発してるよう。

一例として『Web Adaptation Technology』では、ユーザーの要求に応じて、Web ページのフォント、画像、ページを動的に拡大できるプログラムを置いている。

豊富な情報量やソフトウェアの技術などを見る限り、IBMがコンピュータのみならず、アクセシビリティでも主導的な位置に立つ企業であることを物語るページである。