12日ラトビア共和国の首都リガで開催された会議でEU34カ国の政府閣僚が、インターネットの普及を促進する宣言書に署名したという。
元の記事「欧州諸国政府、インターネット利用促進に向けて合意」(Computerworld 2006年6月13日記事)
詳しい内容は
EUのi2010戦略ページのプレスリリース(英語)
で読むことができる。
全体的な方向性としては情報通信技術の発展によって疎外される人々をつくらない(inclusion,barrier-free)という理念が盛り込まれている。
また具体的な目標としては以下が掲げられている。
- 高齢者、障害者、失業者など情報通信技術の発展によって疎外される恐れのある人々のインターネット利用率と一般的なインターネット利用率の格差を2010年までに半減する
- 2010年までにブロードバンドの普及率を90%に高めること
- 2010年までに公的機関のWebサイトのアクセシビリティを確保すること
- 2010年までに情報通信技術から疎外される恐れのある人々を半減できるよう、2008年までにそれらの人々の操作技術の向上めざし行動に移すこと
- 2010年までに政府調達において強制力をもつようなアクセシビリティ基準を2007年までに勧告する
- 情報アクセシビリティの分野で立法基準の必要性を評価し、2006年7月に始まる電子通信規制組織の評価書を考慮に入れること